母になるが最終回を迎えました。
先週の第9話で、息子・広を演じる関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が放ったセリフ。
「お母さんって2人いちゃいけないのかな」
これにより産みの母・結衣を演じる沢尻エリカと、誘拐された結衣の息子を偶然救出し、警察に届けず我が子のように育てていた麻子を演じる小池栄子が、最終的に「2人とも母だよね」と微笑み合うのではないかと予想されていました。
「3カ月かけた長い茶番に時間を奪われた感じ」
「登場人物全員の頭がおかしいとしか思えない」
「もう最終回は見ない」
否定的な意見が多く出ていた、母になるの最終回。
はたしてどういう展開になったのでしょうか?
【最終話あらすじ】
麻子(小池栄子)が東京を去ったことで、結衣(沢尻エリカ)はもう気持ちを切り替えると陽一(藤木直人)に宣言。広(道枝駿佑)のマラソン大会の準備に張り切る。そんな中、莉沙子(板谷由夏)は長期出張を断ったことを太治(浅野和之)と繭(藤澤遥)に言えないでいた。自分のせいで莉沙子が夢をあきらめたと察した繭は、再び参加できるよう会社へ直談判をしに行く。しかしその場に居合わせた広の一言で繭に変化がおきて…。
一方、やはり麻子への気持ちに決着をつけられずにいた結衣はマラソン大会のお知らせを麻子に送ってしまう。しかし、広は桃に大学生の彼氏がいる事を知り意気消沈…。マラソン大会には誰も見に来ないで欲しいと言いだし、再び家族会議が開かれることに。
迎えたマラソン大会当日、広はだれからの応援もなくスタートするのだが、結衣は家にいても落ち着かずにいた。そんな中、麻子はお知らせの紙を手にゴール地点に現われる…。
育ての母と産みの母がいるなら
きれいにストーリーを纏めようとすればその二人が和解するしかないやん。
最終回を見ないという人は何を期待してたの?
楽しみにしている人もいるのに…
見たくなければ見なければいいよ。
まるく収まらない方が 後味悪いと思うけど…
最終回は他の展開も用意されていた様ですが、結局丸く円満に収まって終了。
最終回がハイスピードホームドラマになってる
母になる【最終回】みんなの感想~否定派
二人ともお母さん。的な結末は見たくないかな?
本当の両親の所で幸せになるハッピーエンドで。
はあ?結衣は聖人なんかじゃない、ただのアホ。
産みの母と育ての母の狭間にいるって、もっと色々複雑な感情を抱えるもんじゃない?
ヒロインが誘拐犯を訴えもせず放置、二度と会いたくないと言いつつ全力で引き留めるという謎行動。あれだけ子を奪われた母の悲しみ苦しみを描いていたのに、脱力しかない。
ただの育ての母じゃなくて、誘拐犯が誘拐した子供を偶然見つけて、警察に届けず、勝手に自分で育てた、つまり母じゃなくて犯罪者なの。犯罪者を母として認めるなんて!って反発が起こってるの。もし自分の子供がって考えるだけで、寒気がする。
麻子がようやく広と別れ、自分と向き合い、自分が犯した過ちと罪を認めたんだから、 結衣がまだ麻子と関わろうとするなら、それは麻子の為にもならないと思うの。
「やっていることが迷走しているのは自信がないから。僕には考えられない。綺麗ごとですむ話ではないと思います。結衣さんはもっと自信を持ってもいいと思います。」木野さんが思ってることを全部言ってくれた。
いつか貴女を許せるときがきたら、コウと会いに行きます。 ………絶対に会いに行かない(=許さない)って思ったのは私だけ? なんか釈然としない終わり方だなこのドラマ 。
ハッピーエンドでまぁ良かったけど1つ納得いかないのは広が7年間育ててもらったはずの麻子に固執しないこと。3歳から2人で暮らしてたのにすごくあっさり別れたよね。
なんか結衣だけじゃなく脚本そのものがブレていった感じがする。門倉さんがしてしまった二次誘拐は結局不問のまま。職も失くしてカウンセリング続けられるのか心配。木野君もどっちつかずな所があったし、広がいい子に育ったのはわかるんだけど、あまりに葛藤がなくて変に見えちゃったよ。
もう少しこのドラマの核になってる問題について詳しく書いてくれても良かったと思うけどね。 絶対コウの中にも葛藤があったはずだし、あそこまでゆいちゃんと仲良くなるまでに期間があったはずだろうから、そこも詳しく書いてくれたらもっとスッキリ終わらせられたと思う。
母になる【最終回】みんなの感想~肯定派
母になる おわってしまたー! 毎週毎週 家族で 泣かしてもらったわ〜
いい終わり方やったね! 感動の涙切ない涙沢山流したな〜
私は、おもしろかったドラマの一つです。
私はひとり親ですが、共感出来るところもありました。
母親に卒業なんてない。成長すればまた次の成長が嬉しくてたのしみで。そして、自分の子の成長をずっと共感してくれるママ友がいることの嬉しさや心強さ。母になるのではなく周りと共に母になっていくという方が正しいのかもしれない。
ずっとお母さんのエゴに縛り付けられて生きてきた門倉さんは、広くんの事も自分のエゴで育てたことにやっと気付いた。 でもほんとに、母親ってどういう事なんだろうな。
自分の過去を客観的に見て振り返りをするだけで、自分が囚われていたものをようやく認識して、消化していくための準備が出来るようになるんだよ。
仕事クビになったのを告げなかった事で多分育ての母は二度と産みの母と子供に会わない覚悟なのだろう。たった一人で何処に行くのか。動機はエゴだったとしても子供を慈しみ大切に育てた事に誇りを持って生きてほしい。
仕事クビになった事言わなかったのは もう広くんとは会わないと決めたんだろう。広くんもナウ先輩も「幸せになって」復讐出来ますように!
母になるってそういことなんだよなぁ。誰かのためにとか自分のためにとかじゃなくて、ただただ我が子の成長を、幸せを願うこと。いろんな『母』のカタチをこのドラマで見てきたけど、母になるってすごいことなんだと改めて思った。
結衣の麻子に対する憎しみやこだわりはコウに対する愛情の裏返しだったけど、コウとの母子関係が安定化したならいつまでも憎んだりこだわり続けるのがしんどくなって、赦して忘れたくなるのはしょうがないんじゃないかなー。憎むのってエネルギーいるもの。
色々複雑な状況を乗り越えたからこそ今は受け入れられるようになったという事だけれど、ここを乗り越えないと自身も広の母親になれないという思いが結衣にあるという事だろうね。
人間は完璧な生き物ではなく、弱いところもあり、どうしても避けられない厳しい現実の中で最善の選択をしていかなければいけないと思うんです。
正しいこと以外は許さない!そんなガチガチな生き方では、不透明なこれからの世の中生きていけないよな。って。
他人をゆるし、自分をゆるし、不完全な部分をゆるし。
多くの人が幸せになれる妥協点の必要性。
そんな事を考えさせられたドラマでとてもよかったと私は思いました。